友人のおすすめで手に取るが・・・
読書好きの友人が
「読み始めたら止まらなくて、あっという間に読んでしまった!」
というので、気になって図書館に予約をしました。
もともと、推理小説好きな私は、東野圭吾さんの本もいくつか読んだことがあるので余計に気になったのかもしれません。
取り置きしてもらっていた本を目にした瞬間思ったこと。
分厚い…
私に読み切れるかしら…
不安な気持ちで読み始めたら、あら?
分厚い本のわりに、あれよあれよと事件が解決していくではありませんか。
これは短編集なのか??
そう思ってからが面白かった。
事件に疑問を感じる人たちの真実を探す課程、真実だと思っていたことが覆る瞬間…
話にのめり込んでとはこのことで、読むことを止められませんでした。
一気に読み進めました。
まとめ
予想外の長編集で、どうなることかと思いましたが、とても読み応えのある本でした。
思いもよらない方向に話が進んでいくあたりが気持ちを高ぶらせてくれました。
えっ?そうなの?
あれ、さっきの話は嘘ってこと?
序盤から最後まで、良い意味で裏切ってくれる刺激のある展開で、とても楽しかったです。
最後に以下のような説明がありました。
本書は、以下の作品をもとに加筆し、長編としてまとめたものです。
「迷宮への誘い」(「小説幻冬」2017年2月号)
白鳥とコウモリ 東野圭吾
「いばらの道」(「小説幻冬」2018年10月号)
「蚊帳の中へ」(「小説幻冬」2019年7月号)
「歪んだ交差」(「小説幻冬」2020年3月号)
「不穏な共鳴」(「小説幻冬」2020年11月号)
「光と影」(「小説幻冬」2020年12月号)
「迷宮の果てに」(「小説幻冬」2021年2月号)
私は「小説幻冬」という雑誌を手にしたことはないのですが、このそれぞれのストーリーがどのように長編化されたのか気になるところです。
いつも単行本でしか推理小説を楽しんでいませんでしたが、雑誌もどのようなものなのか読んでみたいと思います。
最後が気になる性格なので、もしかしたら連載ものは性格に合っていないのかも…ですが。
コメント