ペップトークとは
もともとはアメリカスポーツ業界での言葉
スポーツの試合前に監督やコーチが選手たちを励ますためにする短いスピーチのことを指します。
意味:《くだけて》激励の言葉
“pep” : Pep is liveliness and energy.
“pep up” : If you try to pep something up, you try to make it more lively, more interesting, or stronger. [INFORMAL]
Collins COBUILD Advanced Dictionary America
ペップトークを始めよう
日本ペップトーク普及協会によると、ペップトークには4つのステップがあるそうです。
1.受容(事実の受け入れ)
相手の感情や状況を受け入れることから始めます。
緊張や不安、悩んでいるときに、その感情を受け入れてもらえることで心にスペースを作ります。
例:「緊張するよね」「昨日は眠れなかったよね」「誰でも不安になるんだよ」
2.承認(とらえかた変換)
1.で受け入れたネガティブな感情をポジティブな表現に変換していきます。
例:「たくさん努力してきたよね」「成功させたいって本気で思っているんだね」
3.行動(してほしい変換)
相手にしてほしい行動を具体的に伝えます。
例:「自分の力を信じよう」「リラックスした状態でやってみよう」
4.激励(背中のひと押し)
安心感を与える声かけや、相手の背中を押すような言葉を投げかけます。
例:「君ならできる」「一緒に頑張ろう」「何かあったら助けるからね」
家庭の中でもペップトークがプラスに働く
ペップトークは4つのステップを踏むことで、相手のやる気を引き出したり、相手を元気づけたりすることができるのが特徴です。
もともとはスポーツの世界で、試合前、チームの士気を高めるため、監督やコーチが選手たちが持っている力を最大限に引き出すために使われてきました。
不安や恐怖といったネガティブな感情を取り除き、やる気や自信といったポジティブな感情に変換していきます。
このペップトークを家庭に取り入れると、子供の成長に良い影響を与えると言われています。
【なかなか宿題をやりださない子に対して】
1.学校から帰ってきたばかりで少しは休みたいよね。
2.学校の勉強、頑張ってきたんだよね。
3.とりあえず、明日提出するものだけやってみようか。
4.分からないことがあれば、すぐに聞いてね。
【習い事に行きたくないという子に対して】
1.そういうときもあるよね。
2.毎日頑張っている証拠だね。
3.先週のミニ試合のドリブル、かっこよかったよ。また見たいな。
4.応援してるから今日も勝ってこい!
子どもの自己肯定感を高めるためには、ネガティブな声掛けをできるだけ控えて、ポジティブな声掛けをしていくことが効果的です。
ペップトークを取り入れて気持ちのコントロールを促してあげるといいですね!
まとめ
日本ペップトーク普及協会によると、ペップトークは、気持ちが不安定な相手はもちろん、トークしている側もポジティブになっていくという特徴もあるそうです。
ポジティブな声かけをすることで、自分自身の向上にもつながり、家庭全体が明るくなります。
是非、あなたのご家庭にも”ペップトーク”、取り入れてみてください!
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